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2026.07.23

【取材レポ】SMBCグループが大阪・豊中に子どもの「第三の居場所」を開設へ 『アトリエ・バンライ -TOYONAKA-』始動 行政・企業・地域が連携し、子どもの体験格差解消を目指す

みなさん、こんにちは。
2026年7月22日(水)、梅田 蔦屋書店 SHARE LOUNGE(大阪市北区)にて、株式会社三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)による『アトリエ・バンライ -TOYONAKA-』ローンチイベントが開催されました。

近年、共働き世帯の増加や地域コミュニティの希薄化により、子どもたちの放課後の居場所や、多様な体験機会の不足が社会課題となっています。

こうした課題に対し、SMBCグループは旧三井住友銀行の遊休施設を活用し、「行きたい・居たい・やってみたい」を実現する子どもの居場所「アトリエ・バンライ」を展開。2025年に東京都板橋区で開設した「アトリエ・バンライ -ITABASHI-」に続き、2027年4月、大阪府豊中市に2拠点目となる「アトリエ・バンライ -TOYONAKA-」を開設することを発表しました。

イベントでは、板橋拠点の成果報告、新施設のコンセプト発表に加え、豊中市長の長内繁樹氏、SMBCグループ執行役員 グループCSuO 髙梨雅之氏、社会的価値創造推進部長 松永圭司氏、社会的価値創造推進部 ダイレクター 大萱亮子氏が登壇。司会は、子育て中でもあるフリーアナウンサー・川田裕美さんが務めました。

Contents

子どもの「体験格差」の解消へ 金融機関だからこそできる社会的価値の創造

冒頭、SMBCグループ 社会的価値創造推進部長の松永圭司氏は、同グループが2023年度から「社会的価値の創造」を経営の柱の一つに掲げていることを紹介しました。

特に力を入れているのが、「教育」と「体験格差」の解消です。

子ども時代のさまざまな体験は、好奇心や想像力を育み、多様な人との出会いや挑戦する力につながる一方、家庭環境や経済状況によって、その機会には大きな差が生まれています。

そこで誕生したのが「アトリエ・バンライ」です。

板橋では約4,000冊の蔵書を備えた居場所に加え、金融、食育、サイエンス、プログラミング、音楽など、40を超える企業・団体と連携した体験プログラムを実施。さらに地域の子ども食堂も開催し、多世代が交流する地域コミュニティとしても機能しています。

開設以来、延べ6,500人以上が利用するなど、多くの子どもたちに親しまれる施設へと成長しています。

板橋で実績を積んだ「第三の居場所」が豊中へ

続いて紹介されたのは、新たに誕生する「アトリエ・バンライ -TOYONAKA-」

施設は阪急豊中駅直結の三井住友銀行豊中駅前ビル内に開設予定で、駅からアクセスしやすい立地を生かした地域に開かれた拠点となります。

館内には約4,000冊の蔵書を備えた読書スペースや、企業との連携による体験プログラムを実施するアトリエエリア、厨房を備えたカフェスペース「バンライカフェ」を設置予定。

子どもたちが自由に過ごせるだけでなく、地域団体による子ども食堂や、大人向けイベントの開催も検討されており、世代を超えた交流拠点を目指します。

豊中市長「家庭でも学校でもない第三の居場所に期待」

来賓として登壇した豊中市長・長内繁樹氏は、豊中市が「子育てしやすさNo.1」を掲げ、5年間で100億円規模の子育て施策を進めていることを紹介しました。

その一方で、共働き世帯の増加により、家庭だけでは子どもの居場所を支えることが難しくなっている現状にも触れ、「家庭でも学校でもない、第三の居場所が地域にできることは非常に意義がある」と期待を寄せました。

また、「子ども主体」の視点を大切にしながら、行政だけでは実現できない取り組みを民間と連携して進めていきたいとの考えを示しました。

「放課後の居場所」をテーマに行政・企業・保護者の視点から議論

イベント後半では、司会の川田裕美さんを進行役に、「子どもの体験機会や放課後の居場所」をテーマとしたトークセッションが行われました。

長内市長は、保育園から小学校へ進学する際の「小1の壁」や、共働き世帯の増加に伴う放課後の課題について言及。

行政として学校施設の活用や放課後クラブの充実を進めている一方で、「行政だけでは限界がある。企業が地域に新たな居場所をつくることは非常に心強い」と、民間との連携の重要性を強調しました。

一方、大萱亮子氏は、自身も小学6年生の子どもを育てる母親としての経験を交えながら、高学年になるほど「安心・安全」だけでなく、「自分らしく過ごせる居場所」や「学校以外の人との交流」が重要になると説明。

板橋では異なる学校の子ども同士が自然につながり、新しい友達や興味・関心を見つける姿が見られていることを紹介しました。

髙梨雅之氏は、SMBCグループが「社会的価値の創造」を経営戦略の柱に据える中で、遊休施設を地域へ開放し、体験機会を創出することも金融機関の新たな社会貢献の形であると説明。

従来の寄付や支援だけではなく、自ら場を創り出すことで、体験格差の解消に取り組んでいく考えを語りました。

地域全体で子どもを育てる新しいモデルへ

「アトリエ・バンライ」は、単なる学童施設ではなく、子どもたちが本を読み、遊び、学び、多様な企業や地域の大人と出会うことで、新たな興味や将来の夢を育む「第三の居場所」を目指しています。

行政、企業、地域住民がそれぞれの強みを持ち寄り、子どもの成長を支える新しいモデルとして、2027年春に開設される「アトリエ・バンライ -TOYONAKA-」への期待が高まるローンチイベントとなりました。

 

施設名
アトリエ・バンライ-TOYONAKA-

登壇者・ゲスト
・株式会社三井住友フィナンシャルグループ 執行役員 グループ CSuO 高梨雅之 氏
・株式会社三井住友フィナンシャルグループ 社会的価値創造推進部長 松永 圭司 氏
・株式会社三井住友フィナンシャルグループ 社会的価値創造推進部 ダイレクター 大萱 亮子 氏
・豊中市長 長内繁樹 様
・フリーアナウンサー 川田裕美 様

 

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