【内覧会レポ】「ヒュッゲな暮らしをデザイン 北欧のあかり展」会期/2025年3月27日(木)~4月14日(月) 会場/大阪髙島屋 7階グランドホール

みなさん、こんにちは。
2025年3月27日(木)から4月14日(月)の期間、大阪髙島屋 7階グランドホールにて「ヒュッゲな暮らしをデザイン 北欧のあかり展」を開催いたします。それに先立ち、メディア向け内覧会に参加いたしました。
メディアツアーでは、小泉 隆 氏(九州産業大学 建築都市工学部 教授/本展企画)が作品の詳しい解説をご担当されました。
本展の構成
居心地の良い時間や空間を意味する「ヒュッゲ」というデンマークの言葉があります。北欧の人々は、照明器具やキャンドルの「あかり」をうまく用いながら、「ヒュッゲな暮らし」を楽しんでいます。
本展覧会では、北欧の人々の住まいで使われているあかりや建築と調和しているあかり、そして北欧からどのようにして質の高い照明器具が生まれたのかを捉えながら、この100年の間に北欧で誕生した約100点の名作照明器具とそのデザイナーを4章に分けてご紹介します。
第1章 北欧のあかりと暮らし
北欧諸国は緯度の高い位置にあるため、夏は暗くならない白夜になるのに対し、冬は暗い時間を長く過ごさねばなりません。そのため北欧の人たちは、キャンドルや照明のあかりをうまく用いた暮らしを営んできました。適度な暗さの中での温かみのあるあかり、窓の外の美しいトワイライトの空と調和するあかり、あかりが闇に消えていくグラデーションの味わいなど、現地の人々の暮らしにみる、あかりの活かし方、その効果についてご紹介します。
第2章 近代照明3巨匠の功績
近代的な照明器具が生まれてから約100年が経ちます。北欧の近代照明の発展に大きく寄与した3人の巨匠として、デンマークのポール・ヘニングセン、コーア・クリント、フィンランドのアルヴァ・アアルトが挙げられます。当時を振り返りながら、巨匠たちの考え方、彼らが生み出した照明器具、協働したブランド・メーカーなどに着目し、その功績をご紹介します。
第3章 建築と調和するあかり
北欧では建築をつくるときに、家具や照明など環境にあるもの全てをトータルにデザインする志向があります。パーヴォ・ティネルが照明デザインを手がけたヘルシンキ中央駅などの建築、デンマークの巨匠建築家アルネ・ヤコブセンやヴィルヘルム・ラウリッツェンによる今も残る名建築、「光と音の建築家」と称されるユハ・レイヴィスカの美しい教会建築など、建築物とあかりをあわせて取り上げます。
第4章 名作照明とデザイナーたち
北欧では世界的にみても質の高い優れた照明器具がたくさん生み出されています。ペンダントランプ・テーブルランプ・フロアランプなどを見ても、光の照らし方、光の質、器具の形など多様であり、素材も金属、プラスチック、紙、木など種類豊富です。北欧デザイン黄金期の1940〜60年代、そして近年までを対象に、北欧で生まれた名作照明の数々をデザイナーとともにご紹介します。
ヒュッゲの広場
名作照明と北欧家具をコーディネートし、実際にあかりを体験できる場をご用意しました。優しい暗さに包まれながら、北欧のあかりの心地よさを体感してみませんか。またデンマークやフィンランドで撮影した、本展オリジナルの映像もお楽しみください。
おわりに 北欧のあかりと日本
日本のあかり文化や北欧のあかりと日本の関わりについて考えます。日本の住まいにしつらえられた北欧のあかりもご覧ください。
プロウンカクテル編集部的、本展の注目ポイント!
【その1】「ヒュッゲの広場」で実際にあかりを体験できる!
名作照明と北欧家具をコーディネートし、実際にあかりを体験できる場もあります!私も実際に座ってみましたが、心地良く、見た目が優れているだけでなく、機能面の高さも実感いたしましたし、「ずっとこの空間に居たい!」と思いました。
また、天井から無数に吊るされたバナーには、ポール・ヘニングセンの名言が記載されています。どれも心に響く素敵な言葉ですので、ゆっくりとご高覧いただきたいです。
【その2】写真・動画の撮影OK!
写真・動画の撮影がOKです!ぜひ、お手持ちのスマホで撮影してみてはいかがでしょうか?
※ただし、映像コーナーは撮影NGですので、事前に注意事項やキャプションをよくご覧くださいませ。
【その3】ユニークな愛称に遊び心を感じる!
キャプションをよく見ると「松ぼっくり」や「ビルベリー(コケモモ)」等のユニークな愛称が。照明器具に可愛らしさを感じるじゃありませんか!ただの道具ではなく、生活を共にするパートナーという感じがして好きです。愛着がわきますね。
【その4】中の構造が見える展示も!
中の構造が分かる展示も数点あり、光の広がり方等が視覚的に分かりやすく、大変勉強になります。
【その5】大阪髙島屋での開催だからアクセス抜群!
大阪髙島屋での開催だから、各線難波駅からアクセス抜群なのが嬉しいポイント!勿論、「ヒュッゲな暮らしをデザイン 北欧のあかり展」を目的に訪れても良いですし、お買い物に来た際にフラッと気軽に立ち寄っても◎!心地良い空間を体験できますよ。
図録からお馴染みムーミン、美味しそうなフードまで!北欧グッズも買えちゃいます♪
また、北欧グッズ販売コーナーもあり、図録は勿論のこと、お馴染みのムーミンをはじめ、なかなか日本では見かけない商品もあり楽しかったです。
個人的にはチョコレートが美味しいのでオススメです。パッケージデザインが可愛いので、ちょっとしたプチギフトにも◎!
まとめ
北欧の暮らしは勿論、日本の住宅に北欧の灯りを取り入れたらどうなるか?という展示もあり、見応え満点で「こんな家に住みたい!北欧に行きたい!」という気持ちになりました。北欧の人々の冬の暗い時間をデザインの力で快適に楽しく暮らそう!という心の豊かさに大変感銘を受けました。素晴らしいですね。まさに、「ヒュッゲな暮らし」です。ぜひ、多くの方々に「ヒュッゲな暮らし」を体感いただきたいです!
開催概要
会期:2025年3月27日(木)~4月14日(月)
会場:大阪髙島屋 7階グランドホール
ご入場時間:午前10時~午後6時30分(午後7時閉場)
※最終日4月14日(月)は午後4時30分まで(午後5時閉場)
【入場料】
一般1,200円(1,000円)、大学・高校生 1,000円(800円)、中学生以下無料
※安全のため、小学生以下のお子様は必ず保護者の方ご同伴でご入場ください。
※会場の混雑状況により、ご入場までお待ちいただく場合がございます。
※都合により、催し内容・会期等が変更または中止になる場合がございます。
最新の情報は開催店舗のホームページをご覧ください。
※( )内は前売り料金。
主催:北欧のあかり展実行委員会
後援:デンマーク大使館/フィンランド大使館/ノルウェー大使館/スウェーデン大使
企画:小泉隆(九州産業大学 建築都市工学部 教授)
特別協力:アルテック/ルイスポールセン/レ・クリント/九州産業大学
協力:アンドトラディション/イノルクス/ヴァーパン/オドー・コペンハーゲン/カール・ハンセン&サン/グビ/セクトデザイン/谷口工務店/ノーザン/PPモブラー/フリッツ・ハンセン/フレデリシア/YAMAGIWA/リーファ
企画協力:JR東海エージェンシー
お問い合わせ:03-3211-4111(日本橋髙島屋S.C.代表)
公式サイト:https://www.takashimaya.co.jp/store/special/hokuou_akari/

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