【内覧会レポ】京都市京セラ美術館にて「モネ 睡蓮のとき」2025年3月7日(金)~6月8日(日)まで開催

2025年3月7日(金)~6月8日(日)の期間、京都市京セラ美術館にて「モネ 睡蓮のとき」が開催されます。それに先立ち、メディア向け内覧会と開会式が開催されました。
会期/2025年3月7日(金)~6月8日(日)
会場/京都市京セラ美術館 本館北回廊1階・南回廊1階
Contents
印象派の巨匠クロード・モネ日本初公開作品7点を含む およそ50点が春の京都に集う、究極のモネ展。大画面の〈睡蓮〉に包まれた、風景の中へ。
2025年3月7日(金)~6月8日(日)の期間、京都市京セラ美術館にて「モネ 睡蓮のとき」を開催いたします。印象派を代表する画家のひとりであるクロード・モネ(1840-1926)は、光と色彩をとらえる鋭敏な眼によって、自然の移ろいを画布にとどめました。しかし後年になるにつれ、その芸術はより抽象的かつ内的なイメージへと変容してゆきます。モネの晩年は、最愛の家族の死や自身の眼の病、第一次世界大戦といった多くの困難に直面した時代でもありました。そのような中で彼の最たる創造の源となったのが、ジヴェルニーの自邸の庭に造られた睡蓮の池に、周囲の木々や空、光が一体と映し出されるその水面でした。そして、この主題を描いた巨大なカンヴァスによって部屋の壁面を覆いつくす“大装飾画”の構想が、最期のときにいたるまでモネの心を占めることになります。本展の中心となるのは、この試行錯誤の過程で生み出された、2mに及ぶ大画面の〈睡蓮〉の数々です。今回、パリのマルモッタン・モネ美術館より、日本初公開作品を含むおよそ50点が来日。さらに日本各地に所蔵される作品も加え、モネ晩年の芸術の極致を紹介します。日本では過去最大規模となる〈睡蓮〉が集う貴重な機会となります。
パリ16区の閑静な住宅街にあるマルモッタン・モネ美術館は、〈睡蓮〉の連作や印象派の名前の由来となった《印象・日の出》など、モネの重要作品を多数所蔵。モネの死後、それらの作品は、息子のミシェルが相続したが、1966年に他界。「マルモッタン美術館」はミシェルの継承したコレクションを譲り受け、画家の名を冠して、「マルモッタン・モネ美術館」となった。
開会式の様子
京都市京セラ美術館館長 青木淳氏
今回はリニューアル後の北館・南館を使用した大規模なモネの展覧会です。今回は特にモネが晩年に描いた〈睡蓮〉のシリーズを中心に紹介しています。それらの作品では、睡蓮だけではなく、水と空気の境目である水面が描かれ、それは虚像と実像がとけあう世界といえると思います。みなさま、モネの絵がもっている力を感じ、その世界観を体感していただければ幸いです。
主催者代表 読売テレビ 代表取締役社長松田 陽三氏
日本文化を愛したモネと、モネを愛する日本のみなさまにとって究極の展覧会となっています。京都市京セラ美術館にも美しい日本庭園がございますが、モネもジヴェルニーで自ら丹精込めて庭を造りました。見るものを没入体験へと誘う本展は、映像ではなくモネの絵の中に没入ができるかつてない内容となっております。身体全体でモネを感じていただければ嬉しいです。
監修者 マルモッタン・モネ美術館 コレクション部長 シルヴィ・カルリエ氏
東京での開催も大変多くの方にご来場いただきました。今回、マルモッタン・モネ美術館所蔵、モネ晩年の作品と日本の美術館所蔵の作品を紹介しています。特に、モネがジヴェルニーの終の棲家で描いた睡蓮や柳など100点あまりのコレクションの中からおよそ50点をここで紹介します。作品をとおして、モネが愛した庭をゆっくりご堪能ください。
シルヴィ・カルリエ氏はメディア向け内覧会で作品解説もご担当されました。
プロウンカクテル編集部3つのオススメポイント!
【ポイント1】写真撮影OKの展示室も!
写真撮影OKの展示室もありました。記念になりますし嬉しいですね!
【ポイント2】展示方法や空間の使い方、動線にもご注目を!
私は、第3章大装飾画への道の空間が特にお気に入りです。まるで自分自身がモネの描く絵画の中に入り込んだような不思議な気持ちになりました。
また、別の展示室に移動する際、動線の途中もモネへの熱が冷めぬように工夫されている点にも感動しました。
【ポイント3】作品鑑賞後に日本庭園にも行ってみて!
京都市京セラ美術館は、日本庭園もあります。モネの睡蓮をじっくりと鑑賞した後に改めて、モネの愛した日本庭園に行くと感慨深い気持ちになり、大変オススメです。
池には大きな鯉も
屋上庭園「東山キューブテラス」もあり、雄大な東山を望むことができます。
また、京都市京セラ美術館は外装・内装も大変オシャレ!和モダンで観ていて楽しいです。
駐車場の三角コーンも京都らしい美しさが溢れていました…!
ミュージアムショップでは京都展限定のグッズも!
図録は勿論、ポストカードをはじめとした文具系、日傘、バックや入浴剤など、普段使い出来るアイテムが多数ありました。
京都展限定のグッズもオシャレで可愛い!
京都展限定商品として、ハーブティーや創業1803年の京菓子「鶴屋吉信」とのコラボ和菓子も発売されています。これは絶対ゲットしたいですね!
大迫力!本物のモネの絵の中に没入ができる貴重な機会をお見逃しなく!
「モネ 睡蓮のとき」は、映像ではなく、本物にモネの絵の中に没入ができる大変貴重で贅沢な展覧会です。会期は、2025年3月7日(金)~6月8日(日)で、会場は京都市京セラ美術館 本館北回廊1階・南回廊1階となっています。ぜひ、この機会に多くの方にご高覧いただきたいです。
開催概要
【展覧会名】
モネ睡蓮のとき
【開催期間】
2025年3月7日(金)~6月8日(日)
【開催会場】
京都市京セラ美術館 本館北回廊1階・南回廊1階
[〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町124]
【開館時間】
10:00~18:00 ※入場は17:30まで
【休館日】
月曜日 ※ただし4月28日(月)、5月5日(月・祝)は開館
【観覧料】
一般…団体(20名以上)2,100円/当日2,300円
大学・高校…団体(20名以上)1,500円/当日1,700円
中学・小学…団体(20名以上)800円/当日1,000円
※未就学児無料※3月11日(火)~3月28日(金)(休館日除く)は,小学生・中学生・高校生の無料鑑賞日です。
※障害者手帳等ご提示の方は本人及び介護者1名無料(障害者手帳等確認できるものをご持参ください)
※学生料金でご入場の方は学生証のご提示をお願い致します。(小学生を除く)
※入場券の変更・払戻・再発行・転売不可
本展は予約優先制です。美術館HPよりご予約いただけます。
【主 催】
マルモッタン・モネ美術館、読売テレビ、読売新聞社、キョードーエンタテインメント、京都市
【後 援】
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
【特別協賛】
大成建設
【協 賛】
第一生命グループ、光村印刷
【協 力】
日本貨物航空、NX日本通運、FM802、FM COCOLO、α-STATION FM KYOTO
【企画協力】
NTVヨーロッパ
【一般のお問合せ】
京都市京セラ美術館 075-771-4334
【公式ウェブサイト】
https://www.ytv.co.jp/monet2025/
【美術館ウェブサイト】
https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20250307-20250608

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