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2025.09.27

【内覧会レポ】500点超の原稿が集結!あべのハルカス美術館で「手塚治虫 ブラック・ジャック展」開催へ【9/27〜12/14】

みなさん、こんにちは。
2025年9月27日(土)から12月14日(日)まで、大阪・あべのハルカス美術館にて「手塚治虫 ブラック・ジャック展」が開催されます。それに先駆け、プレス内覧会が開催されました。

本展は500点以上の原稿をはじめ、連載当時の『週刊少年チャンピオン』や1970年代の単行本、200を超えるエピソードの直筆原稿を網羅した、シリーズ史上最大規模の展覧会です。昭和の時代背景と呼応する作品群や、手塚治虫の情熱と執念を物語る関係資料、さらに創作の舞台裏を明かす証言映像まで、多彩な展示が用意されています。まさに、世界的に評価される名作『ブラック・ジャック』のすべてを体感できる内容となっています。

内覧会では、オープニングセレモニーにて関係者の挨拶やゲストによるトークも行われ、展示の魅力や『ブラック・ジャック』という作品の普遍性について改めて語られました。その様子をご紹介します。

Contents

オープニング挨拶・トークの様子をご紹介

開会の挨拶で語る「ブラック・ジャック愛」

オープニングの挨拶では、あべのハルカス美術館 館長 浅野氏がご登壇。子どもの頃から手塚作品に親しみ、学生時代には『ブラック・ジャック』を夢中で読んだと振り返ります。
「私にとって手塚治虫は、『ブラック・ジャック』と『火の鳥』でした」と語る言葉からは、世代を超えて読み継がれる作品への思いが伝わってきました。

今回の展覧会は、まさに“ブラック・ジャック愛”にあふれた内容です。

医師が語る“マンガから学んだ医学”

続いて登場したのは、大阪大学 名誉教授であり、大阪けいさつ病院 院長の澤氏です。iPS細胞研究や大阪・関西万博パソナ館プロデューサーを務めるなど、医学界の第一人者として知られる凄い先生です。

澤氏は自身の学生時代を振り返り、「教科書よりも先に『ブラック・ジャック』で病名や手術を覚えました」と語りました。ブラック・ジャックの描写は、当時の医学生にとっても“使える知識の宝庫”だったそうです。

さらに、学生時代に手塚治虫を学園祭に招いた際のエピソードも披露しました。
「君たちは医師になる前に、もう一度“何のために医者になるのか”を考えなさい」この言葉が、医師として歩む人生を大きく方向づけるものになったといいます。

未来を先取りするブラック・ジャック

トークでは、『ブラック・ジャック』の未来的な想像力についても触れられました。
自らを手術するブラック・ジャックの姿は、現代に普及したロボット手術を思わせるものであり、ピノコというキャラクターも、医学的な知識に裏打ちされた発想から生まれています。

つまり『ブラック・ジャック』は、エンターテインメントであると同時に、科学の最前線を先取りしていた作品でもあるのです。

展示から伝わる、命の物語

入ってすぐの第1室のみ撮影可能となっています。

会場には200話以上の短編を振り返る展示が並び、原画の線や手塚治虫直筆の書き込みを間近に見ることができます。その緊張感や筆致は、紙の上に命を宿していたかのようなリアリティを感じさせます。

読むたびに新しい発見があるのが『ブラック・ジャック』の魅力です。命の尊さ、人間の弱さ、そして救い――短い物語の中にそのすべてが凝縮されています。

編集部オススメ!
手塚治虫の仕事場の再現やベレー帽、眼鏡、ペン先も展示されていて心躍りました!必見です。

オリジナルグッズもお見逃しなく!

展覧会限定の豪華グッズにワクワクします!
普段使いしたいスタイリッシュなデザインの物が多く、老若男女問わずに楽しめちゃいますよ。

編集部オススメは、ピノコのグッズ!
可愛くて癒されます。

食品系も充実していました。

原作漫画も!

編集部後記

『ブラック・ジャック』は、単なる医療マンガにとどまらず、命や人間愛を描いた普遍的な物語です。今回の展覧会は、その世界観を原画や資料を通じて追体験できる貴重な機会となっています。
展示を巡ったあと、きっと誰もが「自分にとって命とは何だろうか」考えるきっかけとなることでしょう。
ぜひ、あべのハルカス美術館で『ブラック・ジャック』の世界観をお楽しみくださいませ。

編集部オススメ!
会場外にフォトスポットもあり、誰でも気軽に『ブラック・ジャック』の世界観を楽しめるのが素敵!白衣や小道具も用意されています。記念にどうぞ♪

 

開催概要

展覧会名:手塚治虫ブラック・ジャック展
会期:9月27日(土)~12月14日(日)会期中無休
会場:あべのハルカス美術館(〒545-6016 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16F)
開館時間:火~金/10:00~20:00 月土日祝/10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
観覧料:一般/2,000円(1,800円)、大高生/1,600円(1,400円)、中小生/500円(300円)(税込)
※()内は15名様以上の団体料金。
※障がい者手帳をお持ちの方は、美術館チケットカウンターで購入されたご本人と付き添いの方1名様まで当日料金の半額。
※チケット購入の際にプレイガイドによって各種手数料が発生する場合がございます。
※特別展「NEGORO根来-赤と黒のうるし」[2025年9月20日(土)~11月9日(日)大阪市立美術館]の半券提示で、本展の当日券を100円引きでご購入いただけます。(1枚につきお一人様1回限り有効、ほかの割引との併用不可)

主催:あべのハルカス美術館、読売テレビ、読売新聞社
制作協力:NHKプロモーション
企画協力:手塚プロダクション協賛:SMBC日興証券、日本医師会、大阪府医師会
特別協力:秋田書店
お問い合わせ:06-4399-9050(あべのハルカス美術館)
美術館公式HP:https://www.aham.jp/exhibition/future/blackjack/
展覧会公式HP:https://www.ytv.co.jp/blackjack2025/
※開催内容の変更や入場制限等を行う場合があります。最新の情報は美術館公式HPをご確認ください。

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